女性に生涯付きまとう美の追求。
ときには手を抜きたい日もあります。
手を抜いても、普段と変わらないクオリティにするにはどうしたらいいのか。私は、アイテムの厳選という選択にたどり着きました。
肌荒れ
学生の頃は、ニキビにとても悩まされました。
アクネケアと名のつく市販の基礎化粧品は手当たり次第に試し、当時通販限定のプロアクティブも使用しました。
結局は皮膚科で薬を処方してもらい、学生生活を終えて社会に出てから徐々に解消していきました。
いかに肌荒れを隠すか。
それが化粧の主たる目的となっていました。
美容成分入りの化粧下地、カラーコントロールできるコンシーラー、BBクリーム、ミネラルファンデーション...。
どんな化粧品を買ってみても満たされず、かなりの厚化粧をしていました。
たどり着いた5点
1.化粧下地
2.チーク
3.アイシャドウ
4.ファンデーション
5.アイブロウ
チークブラシ・チップ・パフの下に写っているケースは名刺入れです。
ファンデーション・チーク・アイシャドウの3つを本来のケースから取り出して、このケースに貼り付けています。
コスメ収納
半透明のケースに、綿棒、ミニかみそり、眉はさみ、ピンセットと一緒に入れています。
立てるでも寝かせるでもなく、ただ入れているだけの状態です。
1アイテムに対して1スペースが区切られたケースも取り出しやすそうでいいな、とは思うのですが。
その細かく区切られたスペースを手入れするマメさを持ち合わせていないので、ざっくり収納にしています。
ざっくり収納
若い頃に比べ、ひとつひとつのモノを大切に扱うようになりました。
学生の頃はチークやアイシャドウを何種類も持っていて、使い切れた記憶はありません。
社会人になって、現在は1アイテム1種類のみを持つようになりました。
この1アイテム1種類が、ざっくり収納でもノンストレスな理由です。
1アイテム1種類ということは、使わないものがないということ。
化粧台にすべてを取り出し、使い終わったものから順に収納ケースへ戻す。簡潔で無駄のない作業です。
外側から取り繕おうとする気持ちを手放してから、化粧品が減ってゆきました。
化粧で無理に自分を飾らず、内側からのケアでありのままの自分を磨きたい。無一文になっても自身を持てる人になりたい。
大人になって、そんなふうに気持ちがシフトしていったことが転機だったのかもしれません。