売り出し前なら、数十万円の値引き交渉が可能です
売り出し直前の新しい物件を値引きしてもらえる確率は、どれくらいだと思いますか?
「新商品」の値下げなんて、ムリムリ!って思う方が多いかもしれません。
でも極端なことは言えませんが、数十万円なら交渉可能なのが不動産です。
そのワケは、売り出しから成約までの販売戦略にあります。
そのワケ①広告費
不動産の販売には、たくさんの広告費がかかります。
自社のホームページに掲載したり、手作りのチラシを作るくらいならほとんどお金はかかりません。
ですがそこから成約につながる確率は非常に低く、現在はスーモやホームズなどの物件比較サイトが主流となっています。
これらのサイトに物件を掲載したり、より目につきやすい場所に表示させるプランを利用するために多大な費用をかけているのが業界の現状です。
そして物件の価格には、「成約までの広告費」やオープンハウスに係る「販売員の人件費」が含まれてます。
つまり、売り出し前や販売直後の物件は、本来かかるはずだった「広告費」「人件費」分の金額は、十分に交渉ができると言う事です◎
具体的な数字にしてみると、
<例>B4チラシ1枚あたり2円×3万部(合計6万円)を、毎週ポスティングや新聞折り込みした場合・・・6万円×4週間で、24万円。
<例>交差点での矢印看板持ちのアルバイト、日給8千円を2ヶ所×8日(土・日を4週間)で、12万8千円。
どうでしょう?値引きを言い出す勇気が出てきませんか^^?
そのワケ②営業マンの歩合
新発売の商品(新築住宅)は、利益が十分に確保されています。
不動産の価格の50%は企業の利益と思ってください。
そして不動産業界の営業マンのお給料は、ほとんどが歩合制です。
高い物件を売ればお給料もたくさん!安い物件はどんなに頑張ってもお給料は少ない・・・
そんな業界です。
営業マンも自分の生活がかかっているので、高い物件を売りたいのが本音です。
ここでいう「高い」というのは、物件価格もそうですが「利益」のことを指しています。
販売を開始してから長い期間が経ってしまうと値下げせざるを得ませんが、その下がった部分は当然利益に反映され、営業マンの歩合にも影響します。
つまり、発売当初の物件の方が利益率がよく・営業マンへの還元が大きいため、=営業マンも売りたい物件と言う事。
すると、20~50万円程度の値下げ要求なら、上司や会社への交渉も頑張ってくれるというカラクリがあるのです。
かけ引きするなら、月末・期末・年度末を狙う
不動産の営業職は、離職率がとっても高いです。
現に私の勤め先も毎月のように入れ替わりがありますが、その理由は「契約数」。
はっきり「ノルマ」として提示する企業は減っているようですが、実態としてノルマは必ずあります。
そしてそのノルマは、ほとんどが月末締めです。
実際に、商談の中で「今月内に契約していただければ、金額はがんばります」といったフレーズをたくさん耳にします^^;
私の場合も、「月内に引渡しまでできるなら、値引きにお応えします」というお話しで契約しました。(かなり急なスケジュールでしたが)
そして、個人のノルマの他に会社の実績にも関連してきます。
「年間販売棟数○○件!」なんてうたい文句の広告を見かけませんか?
企業として安心・信頼を獲得するには、やはり実績が必要。
年度末になると、多少利益を削ってでも目標棟数に近づけたいのが会社幹部の共通認識です。
つまり、値引きのハードルがゆるくなる、ということですね^^
実際に私の見聞きした情報です
ここまでのお話はすべて私の周りの不動産企業と、わたしがマンションを購入した際の実体験から書いています。
ところで、やみくもに値下げ交渉するのはNGですよ!
「引っ越し費用が足りなくなりそう」
「今の家の引き払いまで賃料とローンを2重で払うのは難しい」
「頭金・自己資金は○○円まで」
など、ちゃんと理由がある場合にしましょう^^
私の場合は、販売会社から「引渡日」に関する条件を出されたので、その代わりに値引きをしてもらいました。
私のケースのように、相手側から条件が出された場合は、それに見合った交渉を持ちかけましょう♩
女性一人で物件交渉って、なかなか難しいと思います。
今回の記事で、納得いく住まい探しのお手伝いができればうれしいです^^
ではでは🐡