試験勉強の定番ツール
学期末や受験シーズンになると、電車やバスの車内で学生が「単語帳」をめくる姿を目にします。
私が勉強の際に使用したものといえば、緑のマーカーと赤の下敷きのセットと、単語帳。
この単語帳は、英単語のスペルや意味を覚える為に使う方が大半でしょうか?
私が学生の時は「歴史上の人物の肖像と人名」の単語帳を作ったりしました。
暗記アプリ「Anki」
アナログ単語帳の利点といえば、やっぱり小さくて持ち運びしやすい事。
大きくて分厚い参考書を所持することなく、要所だけを抜き出したコンパクトな形が定番の理由でしょうか。
加えて、覚えたり・不要になったページを抜き出せること。
1問ずつ取り外すことができるので、シャッフルして順番を変えたり、毎回ランダムに解いていくことも容易です。
「Anki」は重量ゼロ
一般的な単語帳は、1冊40グラム弱。
一方「Anki」は、普段使用しているスマートフォンにインストールするだけなので、実質0グラム。荷物が余計に増えることがありません。
また失くしたり、家に置き忘れるといったミスも起きません。
すべてアプリ任せ
私が一番魅力を感じたのは、復習に関する機能です。
忘却曲線に従って問題が抽出される仕組み。
人は1つの物事を記憶しても、少しずつ忘れてゆきます。
この忘れてしまった物事を再び覚えなおすための最適な出題タイミングをアプリが設定してくれるのです。
元が取れた
こちらが、FP試験後のAnkiアプリの統計です。
右側に記載されている「カードの合計枚数(817枚)」が、記憶したい単語の数です。
この817枚をアナログ単語帳で作ると。
単語帳を1冊90円85ページとして10冊。=900円。
私の場合、ファイナンシャルプランナー(FP)・インテリアコーディネーター・宅地建物取引士(宅建)の3つの試験勉強に使用したので、単純に3倍すると2700円。
Ankiアプリ2000円は、すっかり元が取れたことになります。
費用はもちろんのこと、ごくごく短い隙間時間でもスマホを取り出せば勉強ができる。
そして記憶に適した出題で学べる。
今後も資格試験を受ける際は、必ず利用したいツールです。
画像を貼り付けたカードや、単純な裏・表だけじゃない穴埋め問題のカードも作ることができるので、あらゆる記憶に使えます。