知らないことで複雑化する道具
先日から、ハンドケアの保湿剤にワセリンを使い始めました。
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このワセリンですが、以前の私なら絶対に買っていません。
なぜなら、どう使えば良いか分からないから。
ワセリンは医療現場でも採用される、混じりっ気のないピュアなクリームだそうです。
化粧水や美容液のように肌へ浸透はしません。
それ故に、様々なシーンで使うことができるオールマイティーな保湿剤でした。
そして、用途が多ければ多いほど、その製品名は素材の名称に近づくことにも気づきました。
素材自体が名前であること
カレーを作るとき、カレールーを買います。
カーペットを掃除するとき、カーペットクリーナーを買います。
商品名に「用途」や「完成形の状態」が含まれている物は、使い方や目的がひと目で想像でき、誰しもが手に取りやすくなっています。
一方「ワセリン」はその素材自体を表す名称なので、無知な私にはどう使えばよいか検討がつかず、実生活とは無縁なものと思い込んでいました。
ところが、無添加で且つ肌を保護できる、猫にも無害な物がほしいとなれば、結局たどり着いたのはワセリンで...。
ずいぶん長い遠回りでした。
これをきっかけに、素材そのものが商品名となっている物を意識して取り入れたいという思いが湧き上がりました。
先日のドレッシングもそう。
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複雑に組み合わされたドレッシングよりもヘルシーで、味わい深い。
ハンドソープも、名前にとらわれるのを辞めました。
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今自宅にあるストックを使い切ったら、「石鹸」での体洗いやシャンプーに挑戦することも考えています。
ワセリンを皮切りに、ここにきて一気に暮らしのシンプル化が加速した気がしています。